号外 2013年7月末 豪雨への対応

救う―救済活動

 事務局佐藤大介です。2013年7月末、列島各地で集中豪雨による被害が発生しております。各地で被災された方に御見舞申し上げます。
 宮城資料ネットが活動エリアとしている宮城県および岩手県南部の旧仙台藩領では、特に宮城県北部から岩手県南部にかけて、震災で地盤沈下が起こった沿岸部や、河川沿いで冠水の被害が出ているようです。 このうち、岩手県一関市の東部、旧東磐井郡の東山町、大東町などでは、地元の関係者から、例を見ない土砂災害が発生しているとの情報がもたらされましたので、文化財関係の被害状況について確認しているところです。

 一関市東山町では、本会会員でもある東山公民館長・畠山篤雄さんを通じて、公民館への掲示と防災無線により、水損した文書の応急処置が可能であることを呼びかけていただくことになりました。地元では災害復旧に追われる段階だとのことですが、対応すべき事案が発生次第、直ちに出動できるよう、準備を進めたいと思います。近年の風水害は、「観測史上最大・・」という言葉を見聞きすることが多くなったように思います。大規模な風水害に対するレスキュー体勢も、各地で十分な体制を整えておくことが必要でしょう。