330号 公開フォーラム「被災地と史料をつなぐ―歴史資料の被災状況と保存技術の共有―」のお知らせ

宮城資料ネット事務局です。

来る3月16日(土)に、東北大学災害科学国際研究所において、
当法人も共催する公開フォーラム「被災地と史料をつなぐ―歴史資料の被災状況と保存技術の共有―」が開催されます。

このフォーラムでは、阪神・淡路大震災や東日本大震災から2018年に発生した西日本豪雨まで、被災地となった地域において展開した被災資料の救済に関して報告をいただきます。
また、それぞれの資料保存技術の公開・共有として、襖や屏風の下張り文書の保存技術についてのワークショップを実施します。

詳細は下記の通りです。

https://rekishi.irides.tohoku.ac.jp/event/entry.php?id=9

〇内容
日時:平成31年3月16日(土) 13:00~17:00
場所:東北大学災害科学国際研究所 1F 会議・セミナー室
定員:40名程度、要事前申請
申し込みフォーム:http://bit.ly/2TCpynB

〇次第
第1部 各地の被災資料救済の事例(各報告20分+質疑5分)
・奥村弘(神戸大学大学院人文学研究科長)
「全国へ広がった史料ネットの活動―1995年阪神・淡路大震災から2018年自然災害へ」
・蝦名裕一(東北大学災害科学国際研究所准教授)
「東日本大震災以降の気仙郡における史料保全活動」
・加藤明恵(神戸大学大学院人文学研究科特命助教)
「大船渡被災資料の整理作業報告と史料紹介」
・今津勝紀(岡山大学大学院社会文化学研究科教授)
「西日本豪雨における被災資料救済の現状と課題」

第2部 被災資料救済手法ワークショップ
・山内利秋(九州保健福祉大学薬学部准教授)
「市民参加を重視した宮崎歴史資料ネットワークでの襖下張りの剥離方法」
・蝦名裕一・多仁照廣(若狭路文化研究所所長)
「高温スチームを活用した下張り文書の剥がし方法」
・尾立和則(元京都造形芸術大学芸術学部教授)
「アイロンを使用した蒸しタオルによる剥離方法」

コメント 斎藤善之(東北学院大学教授/NPO法人宮城歴史資料保全ネットワーク理事長)

事前登録制となっておりますので、ご参加を希望される方は
お早めに登録フォームにご入力をいただければ幸いです。