349号 資料保全の現場を訪ねる旅その2 レポート

広める―普及活動東日本大震災

先日、9月16日にYS市場コミュニティー財団による助成事業「資料保全の現場を訪ねる旅その2 塩竈」を開催いたしました。当日の様子について、宮城資料ネットのボランティア作業に毎週参加されている柴田かよ子さん、鳥山美智子さんにレポートしていただきました。

資料保全の現場を訪ねる旅その2レポート

(宮城資料ネットボランティア・柴田かよ子、鳥山美智子)

この度「資料保全の現場を訪ねる旅その2」に参加させて頂きました。今回は塩釜です。到着時「NPOみなとしほがま」の皆様が出迎えて下さり、御釜神社、勝画楼、亀井邸等を案内して頂きました。細やかな説明に感心し、ユーモアあふれる解説にすっかり引き込まれ楽しいひと時でした。

築240年と言われる楼閣は、秋雨の中静かに私たちを迎え入れてくれました。
一の間の「勝畫楼」の扁額、二の間との境の欄干の左右に付けられた竹に雀と蟹牡丹の家紋の彫刻の重厚さが印象的でした。また、釘隠しの控え目な美しさも心に残っています。
帰宅後「勝画楼の歴史」を手にとり創建以来幾たびも存続の危機をのりこえた建物が、今般も解体決定から保存の方向へと舵が切られたとのこと、市民の皆様方の熱意に拍手をおくりたいと思います。
この秋には、外観の一般公開が予定されているとか。紅葉の勝画楼との再会が楽しみです。

「NPOみなとしほがま」の皆さんは震災前から活動なさっているとの事。「先人の努力を今日に伝える」大切な役割を果たされていると強く感じました。そのいきいきとしたお姿に元気を頂けたような気がします。私も先人が遺した「史料」を百年後まで残せるようなクリーニング作業を続けたいと思います。
第1回、第2回共に楽しく勉強になる旅でした。斎藤先生はじめ事務局の皆様のご尽力に感謝申し上げます。

「NPOみなとしほがま」のみなさんの解説で、旧ゑびや旅館を見学

保存が決まった「勝画楼」の内部を見学

「NPOみなとしほがま」のみなさんとの交流会

資料レスキューの現場を見学

 

【事務局より】

なお、当日の様子については、NPOみなとしほがまさんのFacebookにも掲載されていますので、あわせてご覧下さい。(登録不要)

https://bit.ly/2opQSKU