419号 陸前高田フォーラム2021「『生存』の歴史をつなぐ―震災から10年、記憶の町と 新たな町の交差から―」のご案内

東日本大震災

事務局の川内です。

本年12月4日(土)~5日(日)に開催されます、陸前高田フォーラム2021 「『生存』の歴史をつなぐ―震災から10年、記憶の町と新たな町の交差から―」に ついてのご案内です。

【開催趣旨】
私たちは東日本大震災後、2012 年に宮城県気仙沼市で最初のフォーラムを開 いて以来、「『生存』の東北史」という視点を掲げて、被災地でフォーラムを開 催してきました。岩手県陸前高田市でのフォーラムは今回が 2 回目になりま す。震災から 10 年の年に陸前高田市を再訪し、もう一度、震災と復興、そこで の暮らしに向き合ってみる必要があるのではと考え、陸前高田の方たちとの準備 会合を経て、今回の企画へと至りました。
震災10年のいま、震災前から震災後へと、陸前高田での時間と事象の経過をた どり、「『生存』の歴史をつなぐ」とのテーマで話し合う場をつくりたいと考え ています。
フォーラムは、これまでも、地域の方たち、全国から参加する方たち、私たち 関係者が意見や認識を交換し合う場となってきました。そこでの自由なやり取り が、新たな視点を得たり、学んだりする契機となったと自認しています。
今回も、陸前高田の方たち、全国の方たち、私たちの 3 者が耳を傾け合い、3 者が「集まる」場ならではの意見交換を行いたく思っています。

【プログラム】
■12月4日(土)14時30分~17時 「高田の保育」の散歩コースを歩く
・案内 佐々木利恵子さん

■12月5日(日)9時45分~17時
・会場 陸前高田市民文化会館「奇跡の一本松ホール」ルーム1
・9:45~9:50 開会挨拶   石井勤
・9:50~11:20 第1講座 震災からの10年を振り返る―復興の取り組みと地域構 造の変化
第1報告 阿部勝(陸前高田市役所)行政の立場から復興の10年を振り返る
第2報告 岡田知弘  陸前高田の地域形成史と震災復興の地域構造
・11:20~11:30 休憩
・11:30~13:00 第2講座 陸前高田の「子どもの世界」―人が育つということ
第1報告 大門正克  「高田の保育」が映し出す「子どもの世界」
第2報告 菅野義則・齊藤彩佳(陸前高田市立図書館) 新しい居場所とし ての市立図書館
・13:00~14:00 昼休み
・14:00~15:00 第3講座 陸前高田の歴史とあゆむ
第1報告 河西英通  地域の姿を記憶・記録する―多様な試み
第2報告 古谷恵一(マルゴト陸前高田)陸前高田に移り住む―未来への選択
・15:00~15:10 休憩
・15:10~16:40 総合討論
問題提起 川内淳史 フォ―ラム全体をふまえ、「生存」の観点から論点整理
討論、報告者によるリプライ (コーディネーター:川内淳史)

【参加方法】
・両日とも参加をご希望される方は、川内淳史宛(a.kawauchi1980@gmail.com) までお申し込み下さい。
・なお12月5日(日)につきましてはオンライン(Zoom)でのご参加も可能です ので、お申し込みの際は、
(1)オンラインによる参加(12月5日)
(2)現地参加(12月4日・5日両日)
(3)現地参加(12月4日、もしくは5日のみ)
のいずれかの参加方法を明記の上、お申し込み下さい。

主催:陸前高田フォーラム2021実行委員会
大門正克(代表) 石井勤、岡田知弘、角田三佳、川内淳史、河西英通、高岡裕之