430号 歴史資料の保全(誤廃棄防止)のお願い

宮城資料ネット事務局です。

昨夜発生の地震から、すでに22時間ほどが経過しようとしています。
揺れが大きかった地域にお住いのみなさまの中には、断水や停電などで、今でも 不便な生活を強いられている方々がいらっしゃると思います。
またこのメールを書いている時にも、断続的に余震が続いております。
一日も早い生活の復旧をお祈りいたしております。

生活復旧に向けては、すでに宮城県内でも一部自治体が災害ごみの受け入れ開始 を発表するなど、着実に進みつつあるところです。
今後、ご自宅などの片付けなどを進められる方も多いかと思いますが、その際の お願いです。
これまでも、大きな災害が発生した際には、それを契機にお家や蔵に古くから置 かれていた歴史資料や文化財が廃棄・処分されてしまうことがよくあります。
具体的には以下のようなものがあります。

古文書…くずした文字で和紙に書いたものなど
古い本…和紙に書かれて冊子にしてあるものなど
明治・大正・昭和の古い本・ノート・記録(手紙や日記など)・新聞・写真・絵
古いふすまや屏風…古文書が下貼りに使われている場合がよくあります
自治会などの団体の記録や資料
農具、機織りや養蚕の道具、古い着物など、物づくりや生活のための道具など

(※参考:歴史資料ネットワークHP http://siryo-net.jp/%e3%81%bf%e3%81%aa %e3%81%95%e3%81%be%e3%81%b8%e3%81%ae%e3%81%8a%e9%a1%98%e3%81%84/ )

お家や地域の歴史文化を伝える歴史資料や文化財は、国や都道府県、市町村に よって指定されているような著名なものばかりではなく、ご自宅や地域の集会所 などで残されているものでも、地域の歴史を知る手掛かりとなる重要な歴史資料 や文化財であるといえます。

こうしたものの処分などにお困りの際は、最寄りの教育委員会担当部局や博物 館・資料館、もしくは私たち資料ネットまでご相談ください。
また、揺れが大きかった地域については、明日以降天候が崩れ、雨が降ることが 予想されています。
水に濡れてしまってお困りの際も、適切な応急処置により再び歴史資料や文化財 としての価値を持ち続けられる場合もあります。
こうした際にも、上記までご相談ください。

また周囲でそのような状況が見聞きした場合も、ご相談いただけますと幸いです。
一見、ゴミの様に見えるものでも、お家や地域の歴史を伝えることができるもの であるかもしれません。

生活復旧へ大変な時期でのお願いですが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。