451号 鰺ヶ沢町大雨災害をふり返る 「資料レスキューと災害史」展×フォーラムのお知らせ

救う―救済活動

昨年8月の豪雨災害で被災した青森県鰺ヶ沢町では、12月10日(日)~17日(日)、同町の舞戸公民館において、災害史と被災資料レスキューをテーマとした展示会を開催します。

またそれに合わせて、12月10日(日)には、下記の要領にてフォーラムが開催されます。

企画展とフォーラムは本法人による後援、またフォーラムには事務局の川内が登壇いたします。

お近くの方はぜひご参加下さい。

 

鰺ヶ沢町大雨災害をふり返る

「資料レスキューと災害史」展×フォーラム

1.趣 旨

鰺ヶ沢町では、令和4年8月9日の大雨により水害が発生した。この大雨により、甚大な被害があったことは、今も深く町民の記憶に刻み込まれているところである。

鰺ヶ沢町教育委員会と弘前大学人文社会科学部では、現在、あおもり資料ネットワーク準備会の協力をいただきながら、浸水被害を受けた舞戸地区の正八幡宮蔵史資料の保全に関する共同研究を実施している。

本展示×フォーラムでは、この災害における被災資料のレスキュー活動を中心に、資料保護やレスキューについて紹介するとともに、地域における災害の歴史についてひも解くものである。

 

2.主 催

鰺ヶ沢町教育委員会

 

3.共 催

弘前大学人文社会科学部・弘前市教育委員会

 

4.協 力

あおもり資料ネットワーク準備会

 

5.後 援

青森県教育委員会・歴史文化資料保全ネットワーク事業東北大学拠点・NPO法人宮城歴史資料保全ネットワーク

 

6.展示会

期 間:令和5年12月10日(日)~17日(日) 9:00~16:00

会 場:舞戸公民館 講習室(鰺ヶ沢町大字舞戸町字上富田149-2)

入場料:無料(自由見学)

主な展示内容(予定)

(1)鰺ヶ沢の災害史~水害を中心に~

(2)鰺ヶ沢町における水害パネル~近代以降~

(3)被災資料レスキュー関係

 

7.フォーラム

日 時:令和5年12月10日(日) 13:30~16:20

会 場:舞戸公民館 大ホール(鰺ヶ沢町大字舞戸町字上富田149-2)

参加料:無料(事前申し込み不要)

<プログラム> 総合司会  瀧本壽史(弘前大学教育推進機構特任教授)

13:30~13:40 主催者挨拶;阿彦正弘(鰺ヶ沢町教育委員会教育長)、趣旨説明;中田書矢(鰺ヶ沢町教育委員会総括学芸員)

13:40~14:00 「鰺ヶ沢の災害史〈前編〉~江戸時代の水害を中心に~」小田桐睦弥(弘前市立博物館学芸員)

14:00~14:20 「鰺ヶ沢の災害史〈後編〉~近代以降の水害を中心に~」中田書矢(鰺ヶ沢町教育委員会総括学芸員)

14:20~14:40 「令和4年8月鰺ヶ沢水害について」帯川 茂(鰺ヶ沢町役場防災危機管理専門員)

14:40~15:00 「災害からの歴史資料レスキューと資料ネット活動」川内淳史(東北大学災害科学国際研究所准教授・NPO法人宮城歴史資料保全ネットワーク事務局長)

15:00~15:10  休憩

15:10~15:30 「青森県の文化財災害対応の現状と課題について」伊藤由美子(青森県教育庁文化財保護課総括主幹)

15:30~15:50 「文化財防災の意義と課題―水損した正八幡宮蔵史資料のクリーニング作業を通じて―」片岡太郎(弘前大学人文社会科学部准教授)

15:50~16:20  総合討論・質疑応答(瀧本・小田桐・川内・中田・帯川・伊藤・片岡)

閉会挨拶 平田衛(鰺ヶ沢町町長)