30号 福島県で資料保全のためのネットワーク設立の動き(および今冬の歴史資料被害についての問い合わせ)

守る―保全活動

 2006年1月16日の『福島民報』で、福島県における資料保全のためのネットワークについて報道されていますので、記事の一部を紹介いたします。

「史料保護へ専門家ネット/県と文化施設連携被災時に派遣、修復/個人管理も対象」
http://www.fukushima-minpo.co.jp/news/kennai/20060116/kennai-20060116100235.html
県歴史資料館は県内の公的文化施設などと連携し、個人管理を含めた歴史資料を保護するためのネットワークを整備する。地震や豪雨などで資料が被災した場合、関係機関・団体の専門家を派遣し、迅速で的確に補修・修復ができるようにする。さらに、個人管理の資料のリストアップや鑑定も進め、「県の宝」を守る。新年度中の発足を目指すが、今回の豪雪による被害が確認されれば、前倒しして活動に取り掛かる方針だ。
<後略>

 このような組織が発足することによって、資料保全に関する動きがますます活発になるよう、宮城資料ネットとしても一層の努力をしていきたいと思います。
 新聞記事にもあったように、今年の冬は例年になく厳しく、各地で雪による災害などが発生しております。現在のところ歴史資料に関する被害は確認できておりませんが、そのような情報がありましたら下記に連絡いただきますようお願いいたします。

 また、緊急時の連絡網として運営が始められた「宮城資料ネット・ニュース」ですが、情報の共有および活動の告知のための媒体として積極的に活用していこうと考えております。
 こうしたニュースメールの受信を希望する方のアドレスをお伝えいただければ、今後送信するようにいたしますので、その旨お教えくださいますようお願いいたします。

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 <連絡先>
 伊藤大介(東北大学東北アジア研究センター研究員)
 電話:022-795-7546
 メール itoh-d@mb6.seikyou.ne.jp
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 <事務局>
 宮城歴史資料保全ネットワーク
 〒980-8576 仙台市青葉区川内
 東北大学東北アジア研究センター 平川新研究室気付
 電話・FAX 022-795-7693
 メール hirakawa@cneas.tohoku.ac.jp
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*今後、このメールニュースが不要な方はご一報ください。