188号 東日本大震災より2年

救う―救済活動東日本大震災

2011年3月11日の東日本大震災から、今日で2年が経過しました。震災で犠牲になられた方々に哀悼の意を表するとともに、なお困難な状況にある被災地の皆様に、心より御見舞申し上げます。

宮城資料ネットでは、今日時点で75件の個人・組織方にて、一時搬出をともなう被災歴史資料レスキューを実施しています。このうち67件は仙台市の事務局にて応急処置を実施しています。必要な対応を終え、すべての史料を所蔵者のお手元に戻すことができたのは、7件です。

一方、内陸被災地を中心に、一時搬出への対応依頼が今年に入って相次ぐなど、被災した地域の歴史資料をめぐる状況は、予断を許しません。

震災以来のご支援に、改めてあつく御礼申し上げるとともに、震災3年目の活動にも、多くの方のご支援をたまわりますよう、お願い申し上げます。 NPO法人宮城歴史資料保全ネットワーク(文責:佐藤大介)