222号 日本学術会議より提言発表

広める―普及活動救う―救済活動東日本大震災

「文化財の次世代への確かな継承-災害を前提とした保護対策の構築をめざして-」

 宮城資料ネット事務局の佐藤大介です。6月24日、日本学術会議史学委員会・文化財の保護と活用に関する分科会より、提言「文化財の次世代への確かな継承-災害を前提とした保護対策の構築をめざして-」が発表されました。

 http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-22-t193-6.pdf

 提言では、被災地も含めた文化財・歴史資料の保存をめぐる現場の状況に留意が払われ、宮城など各地で活動に取り組む「資料ネット」の、地域の文化財保護対策における重要性や社会的役割に、積極的な評価が与えられております。

 宮城資料ネットの活動や関連の論考が随所で参照される一方、作成の最終段階では、分科会からの依頼で、佐藤より宮城での活動の現状と課題などについて意見交換をいたしました。このような経緯を踏まえ、私たち自身も、提言書の内容が少しでも実現していくため、今後とも積極的な役割を果たしていきたいと考えております。

 本メールニュースの配信者の皆様も含め、多くの方に提言書を御覧いただきますようお願い申し上げます。