226号 宮城資料ネット主催の歴史講演会を開催
2014.07.24
事務局の安田容子です。宮城資料ネット主催の歴史講演会が、7月5日と12日に行われました。この2件は、公益財団法人上廣倫理財団から助成を受けている被災地の歴史再生叙述事業「よみがえるふるさとの歴史」シリーズの刊行に関連した行事でした。どちらの講演会も、地元の方々の多数の参加に加え、近隣地域からの参加もあり、会場は満席となりました。
◇宮城県川崎町での講演会
7月5日、宮城県川崎町にて、刊行予定の執筆者2人による講演会が行われました。川崎町にのこされた古文書や集落遺跡などの歴史資料から、川崎町の最新の歴史調査が紹介されました。
○7月5日(土) 公開講演会「川崎のほこり~ふるさとの歴史と文化~」
於:川崎町山村開発センター3階ホール
菅野正道「笹谷街道沿線の戦国志~砂金氏の動向を中心に~」
高橋陽一「江戸時代の青根温泉~湯守佐藤仁右衛門家文書の古文書から~」
主催:東北大学東北アジア研究センター上廣歴史資料学研究部門
川崎町教育委員会
NPO 法人宮城歴史資料保全ネットワーク
参加者は157人でした。
◇宮城県亘理町での講演会
7月12日の講演会では、「よみがえるふるさとの歴史」1,2の執筆者によって、著作の内容を紹介する講演が行われ、亘理町荒浜地区の歴史が復元されました。
○7月12日(土)公開講演会「よみがえるふるさとの歴史-海運と製塩の町・亘理-」
於:亘理町立図書館視聴覚ホール
蝦名裕一「慶長奥州地震津波と亘理町の製塩-400年前の大津波と復興-」
井上拓巳「荒浜湊のにぎわい-東廻り海運と阿武隈川舟運の結節点-」
主催:亘理町郷土資料館
NPO法人宮城歴史資料保全ネットワーク
参加者は103人でした。