234号 トークイベント「資料保全の現場」を全国史料ネット研究交流集会関連企画として実施します

広める―普及活動救う―救済活動東日本大震災

 事務局の安田です。兵庫県神戸市で、歴史資料ネットワーク等と共同で下記のイベントを開催いたします。神戸での開催になりますが、ご関心のある方は是非ご参加ください。お申し込み・お問い合わせは、歴史資料ネットワーク(http://siryo-net.jp/contact/)へご連絡ください。

 阪神・淡路大震災以来、全国で多発する水害や地震災害に際しては、多くの人々が資料の保全に関わってきました。そして東日本大震災を経て、そうした活動への社会的な関心がよりいっそう高まっています。

 このトークイベントでは、これまで資料保全に関わってきた人、あるいはこれから関わってみたい人たちが、日ごろ抱いている素朴な疑問や悩みを、資料保全の現場に即して話し合ってみたいと思います。

1.日時・場所
2015年2月15日(日)14:30~16:30
@野村證券神戸支店アネックスホール(神戸三宮・神戸国際会館3階)

2.プログラム
○話題提供

河野未央氏(歴史資料ネットワーク)
 2004年の台風23号被害からの史料保全の一環として当時大学院生の立場で、大学でボランティアのとりまとめを行ったことと、その後のワークショップへの展開について報告いたします。

安田容子氏(宮城歴史資料保全ネットワーク)
 地域歴史資料の救済活動は、古文書や民具などが主要な対象とされていますが、各地域には、民間所在の膨大な美術資料も伝えられています。古文書などが資料として救出される一方で、掛軸や襖絵などの美術資料はどうなってしまうのでしょうか。美術史の観点からみた歴史資料保全の現場について、話題提供したいと思います。

○フロアとの意見交換

3.主催
・東北大学災害科学国際研究所特定研究プロジェクト
 「地域歴史資料の防災・減災体制の構築にむけた広域連携研究」(代表:天野真志)
・歴史資料ネットワーク
・宮城歴史資料保全ネットワーク