247号 歴史講演会「よみがえる石巻の歴史」を開催します

救う―救済活動東日本大震災

事務局の佐藤大介です。来る10月25日日曜日に、宮城県石巻市で歴史講演会「よみがえる石巻の歴史」を開催します。多くの方にご来場いただければ幸いです。
 なお、当日は宮城県議会選挙の投票日となっております。宮城県内の方は、投票を済ませてからお越しいただければ幸いです。


歴史講演会「よみがえる石巻の歴史」

日時 2015年10月25日(日) 13:00~16:00
場所 石巻かほくホール (石巻市千石町4-42)
*申し込み不要・入場無料/駐車スペースが少ないため公共交通機関をご利用ください。

プログラム

あいさつ  平川 新(NPO法人宮城歴史資料保全ネットワーク理事長・宮城学院女子大学学長) 

報告

 佐藤大介(東北大学災害科学国際研究所准教授) 「石巻市での被災歴史資料レスキュー」

 鈴木彩也花(東北芸術工科大学歴史遺産学科4年) 「「石巻市住吉勝又家資料」の整理」

 竹原万雄(東北芸術工科大学歴史遺産学科専任講師)「明治時代の感染症クライシス コレラから地域を守る人々」

 安田容子(東北大学災害科学国際研究所特別教育研究教員)「書画会の華やぎ 地域に息づく遍歴の文人たち」

■ 主 催  NPO法人宮城歴史資料保全ネットワーク
■ 共 催  石巻市教育委員会、石巻千石船の会、東北芸術工科大学芸術学部歴史遺産学科
■ 後 援
 東北大学災害科学国際研究所歴史資料保存研究分野 公益財団法人上廣倫理財団 石巻かほく

(趣旨文)
 東日本大震災では、多くの人びとの命や財産が失われました。それと共に、人びとが積み重ねてきた、地域の歴史や文化も大きな被害を受けました。
 NPO法人宮城歴史資料保全ネットワークでは、自治体や大学、市民ボランティアと連携して、津波などで被災した、地域の歴史を語る古文書その他の資料の救出を続けています。それと共に、被災した地域で積み重ねられ、今まさに失われている「ふるさとの歴史」を再生し、それらを広く共有しながら、将来に継承するための活動を展開しています。
 今回の講演では、震災後の石巻市街地で救出された資料などから、危機管理と文化交流のありさまについて紹介し、港町・石巻で繰り広げられた歴史の一端を、共有できればと考えています。今回の講演会が、被災された皆様の心の復興
に、少しでもお役に立てれば幸いです。