250号 文化財保存修復学会公開シンポジウム「文化財を伝える-東日本大震災で被災した文化財を考える」

広める―普及活動救う―救済活動東日本大震災

12月19日に東北歴史博物館において、東日本大震災でレスキューされた文化財のその後について考える公開シンポジウムが開催されます。
事前申込み制となっておりますが、ふるってのご参加をお願いいたします。詳細、申込みにつきましては下記ホームページをご参照下さい。
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◆文化財保存修復学会公開シンポジウム
「文化財を伝える ―東日本大震災で被災した文化財を考える」

・日時:2015年12月19日(土)13:00~16:25 (開場12時)
・会場:東北歴史博物館(宮城県多賀城市 JR 東北本線国府多賀城駅隣)
・定員:280名/参加費無料/(要事前申込)

※申し込み方法は下記ホームページ参照
http://jsccp.or.jp/sympo_tohoku/index.php
・主催:一般社団法人文化財保存修復学会
・共催:東北歴史博物館
・後援:文化庁、日本文化財科学会、東北大学災害科学国際研究所、宮城県被災文化財等保全連絡会議、NPO法人宮城歴史資料保全ネットワーク、一般社団法人国宝修理装.師連盟、読売新聞社

・開催趣旨
2011年に未曾有の被害をおこした東日本大震災は、地域に根ざした文化財にも大きな被害をもたらしました。文化財保存修復学会は、被災地支援の観点から、研究対象とする文化財に着目し、東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援委員会の構成団体のひとつとして、文化財レスキュー事業に参加し、多くの学会員が被災地に赴いて文化財の救出・一時保管・応急措置の作業に携わってきました。また、劣化損傷が著しく、本格的な保存修復処置が必要な文化財については、その文化財の保存修復を専門とする会員を派遣し、修復設計を実施するなどの支援もあわせて展開しています。これら一連の支援
活動は、文化財保存修復学会が阪神・淡路大震災以降、災害対策調査部会を設置し、被災した文化財の支援活動を20年にわたって実践してきた経験に裏打ちされたものです。

そこで、本シンポジウムでは、東日本大震災で文化財レスキューされた被災文化財の「その後」に注目します。ここでは、文化財レスキューされた多くの文化財が地域復興にどのように関わりをもっているのか、あるいは地域再生のためにどのように活用されるべきなのかについて参加者の方々とともに考える機会となることを期待します。

・プログラム

対談:「未来へ伝える文化財防災」
平川新(宮城学院女子大学学長)× 森田稔(九州国立博物館名誉館員)

講演
「地域歴史資料と災害対策~宮城歴史資料保全ネットワークの取り組みから考える~」
天野真志(東北大学)「被災文化財を伝える~宮城県の現状と東北歴史博物館の取り組み~」
小谷竜介(東北歴史博物館)「文化財防災ネットワークの構築を目指す」
和田浩(東京国立博物館)

パネルディスカッション
コーディネーター:日高真吾(国立民族学博物館)
パネラー:
天野真志(東北大学)×小谷竜介(東北歴史博物館)×和田浩(東京国立博物館)