34号 9月1日(金)~4日(月)に宮城県気仙沼市唐桑町で史料保全活動を実施 参加者を募集します

守る―保全活動

 本年9月1日(金)から4日(月)まで、3泊4日の日程で、宮城県気仙沼市唐桑町のS家文書の史料保全活動を実施しますので、参加者を募集いたします。

 唐桑町のS家は、江戸時代には大網元として手広く漁業経営をおこなうとともに味噌醤油醸造業をも手がけ、三陸地域でも有数の存在でした。このような歴史をもつS家文書は、江戸初期から明治・大正・昭和にかけての内容豊かな大資料群ですが、今後の地震・津波等による被害も懸念され、保管状況を改善するための措置が早急に必要な状態にあります。そこで、昨年11月の活動に引き続き、史料保全活動を実施することになりました。

 S家での活動では、現状記録の作成、蔵からの搬出、保存封筒への収納、一点ごとのデジカメ撮影等をおこないます。また、今回の活動に参加された方には、仙台から現地までの交通費、宿泊費(近くの民宿を利用)、日当が支給されることとなっております。

 だいぶ先の予定となっておりますが、必要経費の手続きなどのために、申し込みの第1次締め切りは6月9日(金)とさせていただきます。また、交通手段等の事情のため、全日参加いただける方を優先させていただく場合もありますので、ご了承ください。なお、経費等に余裕がある場合には追って第2次募集をおこなうことにいたしますが、できれば第1次募集期間中に応募されるようお願いいたします。

 参加の申し込みをされた方には、活動日が近くなりましたら、あらためて集合時間や集合場所等の詳しい情報をお知らせいたします。なお、自家用車で参加が可能な方は、その旨をお知らせいただけると幸いです。

 ご多忙の折とは存じますが、なにとぞご協力を賜りますようお願い申し上げます。この活動に参加が可能な方は、下記メールアドレスにご連絡をください。

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<申込先>
 伊藤大介(東北大学東北アジア研究センター研究員)
 電話:022-795-7546
 メール itoh-d@mb6.seikyou.ne.jp
<申込み締め切り> 6月9日(金)
 お名前、所属、身分または学年、郵便番号、住所、電話番号、メールアドレスをお知らせください。以前の調査などに参加いただいた方も、あらためてお知らせいただきますよう、よろしくお願いいたします。
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 <事務局>
 宮城歴史資料保全ネットワーク
 〒980-8576 仙台市青葉区川内
 東北大学東北アジア研究センター 平川新研究室気付
 電話・FAX 022-795-7693
 メール hirakawa@cneas.tohoku.ac.jp
 ホームページ http://www.cneas.tohoku.ac.jp/miyagi-shiryounet/
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*今後、このメールニュースが不要な方はご一報ください。