80号 白石市で資料保全活動を実施しました

守る―保全活動

 3月20日(土)と21日(日・祝)の両日、仙台藩重臣遠藤家文書の保全活動を、白石市教育委員会と白石古文書の会との協同で実施しました。宮城資料ネットからは仙台、山形、東京から20名の参加者を得ました。地元からも13名ほどの皆様に御協力いただきました。御参加いただいたみなさまに改めて御礼申しあげます。

 今回の活動は、昨年9月21日・22日で保全が終わらなかった分の遠藤家文書約3000点の保全を行いました。前回と同様、資料1点ずつをデジタルカメラで撮影し、中性紙封筒に袋詰めしました。今回の活動をもって、遠藤家文書全点の保全を完了することが出来ました。全体の内容については、今後検討が進められると思いますが、下記の報道にもあるように、仙台藩・宮城県の歴史を解明する貴重な史料であることが改めて確認されました。

 御当主からは、前回に続いて御彼岸の活動となったことに御先祖との縁を感じ、史料を散逸することなく残すことが出来て安心したとの謝辞をいただきました。現地での保全活動は一区切りつきましたが、今後の対応についても、関係の方々と協議しながら進めてゆくことにしております。

             
 なお、今回の保全活動について、下記のように報道されました。 

 「河北新報」3月22日付朝刊・宮城版
 仙台藩重臣・遠藤家の古文書 鎌倉期史料を確認 白石
 http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100322t15015.htm

 「読売新聞」3月22日付朝刊・宮城版
 仙台藩の重臣・遠藤家の古文書調査
 http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20100322-OYT8T00071.htm