90号 シンポジウム「歴史遺産を未来へ」開催のお知らせ

広める―普及活動

 来る11月13日土曜日に、仙台にてシンポジウム「歴史遺産を未来へ」を開催することとなりました。詳細は下記の通りです。

 □シンポジウム 「歴史遺産を未来へ」

  ・日時: 2010年11月13日 土曜日 13時~18時
  ・会場: 東北大学川内萩ホール 2階会議室
       (仙台市青葉区川内40)
        http://www.bureau.tohoku.ac.jp/hagihall/institution/access.html

 □報告者(以下敬称略)
 
  ・平川新(東北大学教授)
      「古文書を千年後まで残すための取り組み」

  ・佐藤大介(東北大学助教)
      「歴史学における過去の清算-仙台版「古文書返却の旅」」

  ・蝦名裕一(東北大学教育研究支援者)
      「「学・官・民」連携による資料保全-くりでん資料保全活動の現在-」

  ・新和宏(千葉県立中央博物館教育普及課長)
      「千葉県における文化財救済ネットワークシステムの構築と課題」

  ・西村慎太郎(国文学研究資料館准教授)
      「地域に遺された資料の保存活動の実践と課題 -伊豆と甲州から-」

 □コメント
  菅野正道(仙台市史編さん室長)
  久留島浩(国立歴史民俗博物館副館長)

 □討論司会
  奥村弘(神戸大学教授)

  ※ポスター(PDFファイル)もご覧下さい。

 シンポジウムでは、宮城資料ネットから、これまでの歴史資料保全活動の歩みや様々な活動事例についての報告3本を行います。さらに、直下型地震などへの対応を念頭に、首都圏の事例について、最前線で活動されているお二方に報告をお願いいたしました。以上の報告を手がかりに、今まさに消滅の危機に瀕している様々な「歴史遺産」をどのように継承してゆくかを、共に考える機会となればと考えております。多くの方に御参加いただければ幸いです。

 また、翌日14日には巡見を実施いたします。2008年岩手・宮城内陸地震での歴史資料保全活動にゆかりの場所をたどりながら、震災から2年が経過した被災地の現状を視察いたします。巡見場所は、地震の猛威を伝える荒砥沢ダム崩落地、被災から修復なった国指定史跡・花山寒湯番所、いままさに地域の「歴史遺産」へと歩み始めた旧くりはら田園鉄道本社および若柳駅(何れも宮城県栗原市)です。若柳駅では動態保存車輌への乗車も行います。こちらにもふるって御参加下さい。
 
 参加御希望の方は、11月5日までに下記のテンプレートに必要事項を御記入の上、事務局まで御返信下さい。なお巡見につきましては、先着25名様までとさせていただきます。

———(キリトリ)———-
御名前:
御所属:
御住所:
電子メールアドレス:
14日巡見: 参加 不参加 
———(キリトリ)———-

※所属機関宛の出張依頼状を御希望の方は、あわせてその旨御連絡下さい。 (佐藤記)