涌谷町歴史資料所在調査

・ 実施日:2004年11月13日
・ 参加者:25名
・ 調査軒数:46軒
・ リストアップに用いた主な文献:『涌谷町史』上・下巻(1965年、1968年)など

本活動では、地区ごとに6班に分かれて訪問調査をおこない、2003年に発生した宮城県北部地震の被災状況調査を含む、歴史資料の所在調査を実施した。
歴史資料所在調査とは、これまでおこなってきた被災地における調査技術を応用した、一定地域におけるローラー調査のことである。資料の保管状況を把握することによって、災害などの緊急時における対応を迅速にすることを大きな目的としており、歴史資料の防災活動といえる。
涌谷伊達氏の旧領である当町においては、家老や御典医などの家臣の子孫も多く、そのような旧家への訪問調査をおこなった。調査によって、涌谷伊達氏に関する資料のほか、後藤新平が当地を訪れた際の写真などが確認された。
なお、本活動は、東北歴史博物館・涌谷町教育委員会と共同で実施された。

── 詳細については、ネットニュース24号(2004年11月1日発行)を参照。