宮城県唐桑町・S家資料保全活動


・ 実施日:2005年11月25~28日
・ 参加者:81名(のべ4日間)

本活動では、古くから漁業経営や味噌醤油醸造業などを手がけてきたS家(宮城県唐桑町)における歴史資料の調査や整理などをおこなった。
江戸時代には大網元として栄えたS家が所蔵する文書は、中世から近現代にかけての膨大な内容を持つ資料群である。しかし、海岸沿いにあるS家は津波による被害が懸念されており、かつ保管状況を改善する必要性が認められることから、保全活動が実施された。
蔵の中に所蔵されている古文書などを中性紙封筒や段ボール箱に詰めるなどして保管状況を整備したり、10台近くのデジタルカメラを使用して資料の撮影をおこなうなどして、貴重資料の保全につとめた。
なお、本活動は、国際日本文化研究センター、日本常民文化研究所などの協力を得て実施された。

── 詳細については、ネットニュース28号(2005年9月21日発行)を参照。