旧・登米町地域 歴史資料所在調査

・ 実施日:2005年6月11日
・ 参加者:34名(うち地元協力者が14名)
・ 調査軒数:51軒
・ リストアップに用いた主な文献:『登米町誌』第1~5巻(1990~95年)、『登米町文化財目録』第1~2集(1975・1977年)など。

本活動では、7班に分かれて訪問調査をおこない、宮城県登米市の旧・登米町地域における歴史資料所在調査を実施した。
調査によって、公設・私設の博物館のほか、葛西家や登米伊達家の家臣といった旧家などに近世以降の資料が多く保存されていることが確認された。また、古民家や蔵、元の役場や小学校などといった貴重な建物群も確認された。
2005年6月の活動後、調査によって得られたデータを整理し、2005年12月に調査先すべてに内容確認の封書を送付した。そうしたやり取りを通してデータに訂正などを施して、旧・登米町地域における歴史資料の所在情報を作成した。
なお、本活動は、登米市登米公民館、東北歴史博物館および登米町郷土史研究会と共同で実施された。また、6月11日の調査の後にも登米公民館などによる追加調査がおこなわれた。

歴史資料所在調査とは
それまでの被災地における調査技術を応用した、一定地域における歴史資料のローラー調査のことである。
資料が保管されている状況を把握することによって、災害などの緊急時における活動を迅速にすることを大きな目的としており、歴史資料の防災対策といえる。

── 詳細については、ネットニュース25号(2005年4月20日発行)を参照。