矢本町被災状況調査

・ 実施日:2003年11月1日
・ 参加者:23名
・ 調査軒数:45軒
・ リストアップに用いた主な文献:『矢本町史』第1~3巻(1973~1976年)、『宮城の文化財基本調査』(1991年)、『宮城県史編さんの歩み』(1989年)など。

本活動では、地区ごとに6班に分かれて訪問調査をおこなった。
調査によって、全壊3軒・半壊2軒・一部損壊22軒が確認された。幕末の御用留や旅日記、明治から昭和の証文類などの古文書のほか、御膳などの民具類などが確認された。
江戸時代に旅籠屋を営んでいたAさん宅においては、所蔵されている資料の整理が緊要であることが明らかになり、再度訪問して保全作業をおこなうことになった。
また、矢本宿の旅籠屋で幕末に肝入を務めたBさん宅では、ふすまの下張りを保管していた。そのうちの多くは下張りをはがした状態のままであったので、ご当主の依頼を受けて下張り文書をいったん預かり、整理をした上で返却することになった。

── 詳細については、ネットニュース16号(2003年11月3日発行)を参照