台風19号被災地のみなさまには、謹んでお見舞い申し上げます。
被害に遭われた方々におかれましては、現在、生活復旧に向けて懸命のご努力をなされていることと思います。
地域やお家の記憶に関わる物の保全のお願い
今回のような大災害では、大切な家屋や財産とともに、昔から伝わる古い書類や手紙、書画、骨董品などの資料も痛んでしまうことが多くあります。
また、蔵や倉庫などを片付けているなかで、これまで気付かなかった古い物が見つかることもあります。
もし今後、
◇ご先祖から伝わった古い書類や道具が、今回の水害で痛んだり、こわれてしまった。
※濡れてしまったものでも、修理できる可能性があります。ぜひご相談ください
◇お宅から古いもの(古文書、古美術品・古い書類など)が出てきた。
◇今後の古い書類や骨董品の保管について心配がある。
◇家族の写真アルバムが濡れてしまったので、なんとか写真だけでも残せないか?
などの場合には、最寄りの教育委員会や歴史資料館など、または私たち資料保全ネットワークにご相談下さい。
ふすま・建具の裏に下張り文書はありませんか?
古い襖や建具の中には、古い文書や書類が使われている事があります(下張り文書)。これらは地域の昔の歴史をしる貴重な手がかりになるかもしれません。
被災した襖や部材を片付けていた際、こうした下張り文書を見つけた際には、最寄りの教育委員会や歴史資料館、または私たち資料保全ネットワークにご相談下さい。
【連絡先】
NPO法人宮城歴史資料保全ネットワーク事務局
電話/FAX:022-752-2142 /022-752-2141 携帯電話:080-1666-5919
メールアドレス:office@miyagi-shiryounet.org
ホームページ:http://miyagi-shiryounet.org/
台風19号に関する「宮城資料ネット・ニュース」
351号 台風19号 お見舞申し上げます(2019年10月15日)
352号 台風19号 大郷町での被害状況調査を実施しました(2019年10月20日)
353号 宮城県丸森町・角田市 お見舞いと史料レスキュー(2019年10月22日)
354号 涌谷町の緊急の資料レスキューに同行して(2019年10月25日)
355号 宮城県内での活動状況について(2019年10月29日)
356号 宮城県内での活動状況について(2)(2019年11月11日)
関連情報
「古文書」救出に全力 個人の思い出も修復 宮城のNPO法人始動 (『河北新報』2019年11月5日)
宮城)台風被害から古文書、書画救え 歴史研究者ら奔走(『朝日新聞(宮城版)』2019年11月9日)
台風で浸水の古文書守る取り組み(NHK仙台 2019年11月11日)